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タイトル画像 障害のある高校生のための大学体験プログラム

DO-ITとは?

DO-IT Japanプログラムでは、全国から選抜された高校生・高卒者にコンピュータとその人の障害に応じた支援機器を提供し、大学進学や将来の就職という本人の希望の実現をお手伝いします。また、親元を離れて、実際の大学や企業で講義を受けるとともに、社会の中で活躍する障害のある人々と交流する体験プログラム、そしてその後のオンラインメンタリングを通じて、自分自身で考え、選択するのに必要な知識や能力を身につけていただきます。

日本における学生全体に占める障害のある学生の比率 0.16%。アメリカにおける学生全体に占める障害のある学生の比率11%。障害のあるひとたちの進学状況について、日本は大きく遅れています。DO-ITJapanは日本において障害のある高校生や高卒生を支援するプログラムです。Disabilities 障害、Opportunities 機会、Internetworking インターネット活用、Technology テクノロジー、それぞれの頭文字をとってDO-IT

高校生が生み出す変革の風 東京大学先端科学技術研究センター特任教授 DO-IT Japan会長 中邑 賢龍

障害のある学生から「どんな大学に行ったらいいでしょうか?」と聞かれ、「好きな大学を受験したらいいよ」と応える人がどれだけいるだろうか?質問をした高校生の障害を観察しながら現実の厳しさを想像し、応答に躊躇する人も多い。「大学にバリアがあるから」と大学の責任にする人もいるが、大学側にバリアを築いているという意識は無い。「誰も障害のある学生が来ないので変える必要がなかった」というのが大学の本音かもしれない。むしろ、私は地図の無い道に踏み込むことを恐れる人たちが勝手に想像する淀んだ空気のようなバリアの方が大きいのではと感じている。
門戸を開いている大学を紹介するのは容易である。それを選ぶ学生が多いことも否定できないし、それを選ぶ学生を批判する気はない。しかし、バリアがないという理由で大学を選ぶのは本末転倒だと私は感じる。本来は、「好きな学科があるから」、「面白そうな先生がいるから」、「自分の成績で入れそうだから」といった理由で進学先は決められるべきである。バリアの有無に関わらずまずは行きたい大学を志望することで風が流れ始める。
それでも、私が障害のある学生から「どんな大学に行けるでしょうか?」と聞かれたら、やはり「好きな大学を受験したらいいよ」とは即答できない。現実には障害のために出来ない壁が存在するからである。手足の不自由な人が脳外科の手術をし、全盲の人が飛行機の操縦をするのは誰が考えても今は困難のように思える。しかし、手足が不自由であっても医学は学べるし、小児科医や精神科医として働く車椅子の医師もいる。先端科学技術は、筋ジストロフィーの医師がマニピュレータを使って手術する未来をもたらす可能性を秘めている。それもまずは障害のある高校生がそんな夢を抱かないと実現するものではない。
DO-ITによって、高校生と一緒に変革の風を巻き起こしていきたいと考えている。

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